いよいよ春ですねぇ~( *´艸`)
寒いのが苦手なので、暖かい季節大歓迎でございます♡
しかしながら、この時期から花粉症は健在で毎日アレルギーのお薬が欠かせません。。。
そんなわたくし、新乃すずです、こんにちは!(=゚ω゚)ノゴブサタ。
そんな感じでspring dayに新乃がウキウキしていると思われたかもしれませんが、
昨夜、我が家で噴火(--〆)がありまして、新乃が家電を蹴り上げ、本日わたくしの足が剥離骨折の診断を受けました。。。
みなさん不満は溜めない方がいいですよ( ;∀;)
さて、今回の記事は、2年前に書いた記事が好評を頂いたために、第二弾としてご依頼をいただき、「2022年度版!新卒薬剤師におススメの本☆」について書かせていただきました。
もちろん新人さん限定ではなく、多くの薬剤師の方におススメいたします。
私がお堅い医療本が苦手なので、今回も気軽に読めるものを厳選いたしました!
良かったら読んでみてねっ↓↓↓
(★´∀`)ノ。。。。。。。。。。。。。。。。。。ココカラ2月記事内容START。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
【2022年度版】先輩薬剤師が厳選!新卒薬剤師におススメの本 | ファーマボックス 薬剤師専用 求人×PRサイト (pharmabox.jp)
薬剤師国家試験が終わり、3月の合否発表まで待ち遠しいですね。
「よくできた!」とい人も「全然ダメだった・・・」という人もいるかと思いますが、どちらにせよ、学生時代に一生懸命インプットした知識を使わないのはもったいない!どんどんアウトプットし、活きる知識にしていきましょう。今回は、その手助けとなる医学書をご紹介します。薬剤師として社会に出ると、出会いの機会が多くあるかと思いますが、自分と合わないなと思う先輩薬剤師や医師や患者がいたとしても、その人たちと沢山お話ししてアウトプットみて下さい。合わないと思う人ほど、自分にない考えをもっており、その人から学ぶことが多いです。そして自分を大きく成長させてくれるでしょう。勇気をもって薬剤師という大きな1歩を踏み出して下さいね。
同効薬の使い分けを知りたい人におススメ!
「薬局ですぐに役立つ 薬の比較と使い分け」
~おススメpoint!~
・類似薬の違いが1行で回答されていてわかりやすい
・基本的な内容だが、思わず「なるほど!」と言ってしまう情報が多い
・同効薬の使い分けなどのポイントを3つにまとめてくれている
「この2つの薬の違いはなに?」と、同効薬を並べられて先輩薬剤師から質問される日がもうすぐくるかもしれません。例えば、同じステロイドの内服薬でも「プレドニン(一般名:プレドニゾロン)」と「リンデロン(一般名:ベタメタゾン)」とでは何が違うのでしょう。同じ胃粘膜保護薬である「セルベックス(一般名:テプレノン)」と「ムコスタ(一般名:レバミピド)」は何が違うのでしょう。「どう使い分けて処方しているのだろう。」また、「なぜ同効薬への処方変更になったのだろう。」と疑問に思った人に是非読んでほしい1冊です。
そして、同効薬をどう使い分けてよいのか知らないで処方している医師も多いです。この本で基本的な薬の使い分けを勉強すれば、薬剤師として患者の状況を鑑み、よりよい薬の選択の手助けができるようになりますよ。
自信を持って臨床検査値に向き合いたい人におススメ!
「ここからはじめる 検査値×処方箋の読み方」
~おススメpoint!~
・現役薬剤師が書いているのですぐに知識を現場で活かせる
・検査値と処方薬のチェックポイントが結びつきやすい
・患者向け検査値説明シートがついている
臨床検査値の基本事項や用語の説明はもちろん、検査値に基づいた疑義照会例を会話調で記載されていているので、具体的に検査値と薬剤の関係性が頭の中で結びつき易いです。処方監査の時に病院薬剤師は、常にカルテを見ながら検査値のチェックを行います。特に私が勤めていた病院では腎機能による疑義照会や処方変更が多くみられました。処方薬によって着目すべき検査項目が違いますので、この本で検査値と薬剤の関係性を理解しましょう。最近は、処方監査に必要な情報として検査値が記載されている院外処方箋も増えているので、調剤薬局の薬剤師も検査値をないがしろにはできません。また、検査項目ごとの患者向け説明シートもついているので、患者や家族に気を付けてほしい「検査値の異常があると出やすい症状」などを説明するときに便利です。
注射処方箋から患者の状態を想像できるようになりたい人におススメ!
「これならわかる!輸液の基本と根拠」
~おススメpoint!~
・挿絵や図、写真が豊富でわかりやすい
・簡潔にまとめられており早く基本を身に着けたい人におすすめ
・注射処方箋に書かれた医師の指示を理解できるようになる
看護師向けの書籍だが、輸液の基本が学べて、病院薬剤師や在宅薬剤師にお勧めの本です。
薬剤師は注射処方箋で薬を払い出したら終わりではありません。例えば、中心静脈と末梢静脈がありますが、薬剤の種類や投与期間によって投与ルートを使い分ける必要があります。処方箋にある医師の指示が間違っていたら疑義照会をしなくてはなりませんが、処方箋の内容から、患者の状態を想像できなければ、処方の提案や疑義照会ができません。また、カンファレンスや質問など他のスタッフと会話する時にも、患者がどのような状態で点滴に繋がれているのかを理解した上でないと、的確にスタッフにアドバイスができないのです。「輸液は薬ではないし、栄養が入っている水でしょ?」と輸液を侮ってはいけませんよ!
漢方を勉強したいけど抵抗ある人におススメ!
「かるたde漢方」
~おススメpoint!~
・かわいいパンダのマークで使用頻度が一目瞭然
・適応症の症状を患者のイラストで表現されている
・効能が川柳風に書かれているので覚えやすい
生薬や漢方に苦手意識がある薬剤師は少なくないと思われます。しかしながら、意外と臨床では漢方の処方も多いので、「勉強したいけど導入が難しい・・・」や、「種類が多くて各漢方の組成まで覚えられない・・・」と思っている人にお勧めです。パンダのマークの数で使用頻度をおしえてくれていますので、どの漢方から勉強すればいいか分かり易いですし、その漢方の組成の語呂合わせも載っており、楽しく覚えられ便利です。また、ワンポイントアドバイスとして、その漢方に合った内服方法や一緒に摂るとその効能効果によい食品なども教えてくれており、服薬指導にも活かせる情報が多く載っています。
文章が固い医療書が苦手な人におススメ!
「オニマツ現る!ぶった斬りダメ処方せん」
~おススメpoint!~
・鬼の超毒舌口調で医学書だということを一瞬忘れる
・医師による診察から処方までのプロセスがわかりやすい
・医師が考える処方意義を知ることができる
この本は、ストレスがピークに達すると、Dr.国松が夜に、「オニマツ」という鬼に姿が変わってしまうところから始まります。このオニマツが、他の医師が書いたダメカルテやダメ処方箋を毒舌にぶった斬っていくのです。医師がこの本を読めば痛いところをつかれるのかもしれないですが、薬剤師が読めばたちまちなんとも爽快なコメディ医学書となるのです。まだ新人さんの目ではその処方箋のどこがダメなのかはすぐに見抜けないかもしれませんが、先輩薬剤師たちからしてみたら、オニマツと一緒にツッコミを入れたくなる処方箋ばかりなのです。少々乱暴な言葉でダメ処方を斬ったあとは、ちゃんとDr.国松によって、症状への正しいアプローチの仕方、どの薬を選択すべきだったのか、症状を緩和するための正しい薬の使い方など、冷静で優しく解説してくれるので、新人さんは楽しく問題集を解いている感覚になれます。文字ばかりの教科書での勉強に疲れた人はこの1冊で息抜きしてみてください。この本で「先輩はこのカルテや処方どう思いますか?どこが問題なのですか?」と先輩との会話のきっかけも作れそうですね。また、ポリファーマシーについて医師と薬剤師がどう関われば良いかDr.国松が言及しているとこも興味深いですよ。
今回は、大学の授業で学んだ知識を臨床の場面でどう活かすのだろうか?と不安な人にお勧めする、基本的なことが分かり易くまとまっている5冊をご紹介しました。
不安や恐怖を抱いていると薬剤師の視野が狭くなってしまいますので、何事にも興味を持ち、学び、挑み、いっぱい失敗して沢山質問して下さい。それができるのは新人の特権です。そして後輩薬剤師が出来る頃には、自然と患者のために動ける先輩薬剤師になってくださいね。